【悲報】第1話 サウジアラビアで釣りを始める 〜友達が出来ないサウジ生活 〜

【悲報】第1話 サウジアラビアで釣りを始める 〜友達が出来ないサウジ生活 〜

釣りまでの流れ

友達が一向に出来ない。かれこれサウジアラビアに来て5ヶ月近くが経とうとしていた。7月半ばに、ここ中東諸国ではイード休暇と呼ばれる長期休暇(6連休)がある。7月に入ってからのポンコツはというものの、金・土は一日会議だけで4-5時間がデフォルト、更にはこの6連休も日本側と毎日電話会議をしており、きちんとした休みは一切なかった。

 

大して頭の賢くないポンコツがサウジに来れた理由は、①幸か不幸か長時間労働に耐えうる身体、②過酷な上司の下でも精神がやられない鋼の心、間違いなくこの2点であろう。日本にいた時はメンタルがやられ休職するもの、転職するものが続出、離職率が50%を超える中で、一つの部署に7年近くも在籍できたのはこの2つ + 人に恵まれていたのもあるからであろう。

 

しかし、そんな私ですら友達がいない1人での環境には辛いものがある。会社以外であった日本人も、僅か2-3人と、これでは日本人の友達が出来ないのも無理はない。このままでは何も残らない、会議の中で私はふと我に帰る。サウジに来たからこそ、なにかを始めなくてはならない。何がある、何がある、思い悩むポンコツ。

 

その出た結果がビーチで日焼け or 釣り、この二択であった。かくして、ポンコツは釣りと出会ったのだ。

 

釣りショップに到着

 

会議を15:00に終え、その足で釣具屋へ向かう。正直、良し悪しはわからない。Shark Marine Centerと呼ばれる強そうな名前の釣具屋が目に留まる。最悪、今日買わなくても良いと思い、気づけば16:00には釣具屋の前にいた。正直、このサウジアラビアでの釣具の購入はかなり迷ったが、動き出さなければ何も始まらない。

 

店の中にはインド人の店主が1人、と金持ちそうなインド人家族の4人がいた。この国はインドかと舌打ちが出そうになる。何はともあれ、このインド人家族が店主とよく喋る喋る。カモられないためにも、素人の雰囲気を出さないように玄人のフリをするポンコツ。

 

鼻歌交じりに釣り竿ではなく、網や水泳用のゴーグルを手に取り眺める。最早、玄人そのものである。

 

店主がこちらに気づく、少し待ってほしいとのアイコンタクトである。玄人は焦らない。ゴーグルを手に取り、見えもしないレンズを確認する。35 SARと日本円で1,000円近い。水泳もしたかったので、ゴーグルを心のなかで即決する。

 

待つこと、10分弱。インド人家族が店から出ていく。店主とのワンオーワンの始まりである。

 

釣り竿購入まで

玄人のフリをしていたが、店主には率直に「素人だが、釣りをしたい。材料を一式揃えたい」と依頼する。店主はゴーグルを片手に持った玄人相手に最初は少し驚いたものの、「分かった」と一言残し、釣り竿を探し出す。見るや見るやに釣り竿とリールを組み立てていく。

え???値段とか、用途とか聞かないの?内心、少し焦りが出るものの、ワンオーワンでは弱みを見せられない。

 

気がつけば、釣り竿とリールが出来上がっており、約12,000円と言われる。駄目だと一喝。予算は9,000円以内だと強気に出る。店主からすると最初から言えよ、と思うだろうが、ポンコツも謎に堂々とやり直しを命じる。負けられない戦いが始まっている。

 

その後、店主は一通り釣り竿を見ると、約3,600円の釣り竿と約4,500円のリールを片手に戻ってくる。意図は汲み取ってくれたようだ。店主によるところ、この釣り竿であれば、2-3kgの魚までであれば対応可能とのこと。普段日本で食べていたサンマのことを考えると、十分すぎる対応力だ。値段も8,100円とお手頃である。

 

自分で言うのもなかなかだが、色々と洒落ている釣り竿である。実際に釣りの仕方がわからないので、その場でデモンストレーションをしてもらうことに。もはや最初の玄人のフリはどこへやらである。

 

動画を編集したので、ここに掲載をしておく。

 

お会計の段になり、8,100円(釣り竿 + リール) + 540円 (ワーム) + 540円 (釣り竿) + 210円 (ハサミ) + 1050円 (ゴーグル)と値段が思いの外、嵩んでしまった。予算は9,000円だと伝えて、9,000円近くまでサービスをしてもらい購入。やはり、何でも交渉というのは大事である。

日本と異なり、ある程度の値段交渉というのが可能な国であるようだ。気がつけば、時間は16:45分。会議を終えてから、1時間45分の勝負であった。そのまま、店を出たポンコツは、その足で釣り場を目指し、旅に出るのであった。 

この時はポンコツは思い知る由もなかった、まさか自分が釣具屋に戻ってくるとは。次回予告 〜 ポンコツ初めての釣りへ!

以上