【決算情報】米国株 ドクシミティ DOCS / 2022年第1四半期 ~ 将来的なテンバガー候補(?) ~

お疲れ様です。ポンコツです、個人的に追いかけている銘柄ドクシミティ【通称 DOCS】が注目の第1四半(1Q)期決算を発表しました。特にあまり明確な理由は無いんですけれども、面白そうな事業としてポンコツが追いかけているドクシミティ、前回は企業概要もまとめているので、その内容も踏まえて決算情報をまとめてみました。

ぜひ、最後までご覧いただければと思います。そしてあわよくば広告リンクを死ぬほどクリックしていただければと思います。

本記事を読んで分かることは以下の3点となります。
①ドクシミティの会社概要
②決算状況
③今後の業績見通し

目次

ドクシミティ【DOCS】の会社概要

一番手っ取り早いのは前回記事を見て頂けると分かりやすいと思います。

要点だけを整理して言うと、2010年に設立されサンフランシスコに本社を置く、米国の医療専門家向けにデジタルプラットフォームを展開する企業であり、具体的にはDoximityは医療者向けの「Linked-In」のようなサービスを提供しています。

このプラットフォーム上における主な機能は(1)医療従事者間における患者情報・治療方法の情報交換、(2)医療従事者間のコミュニティ、(3)メディカルニュースの閲覧、(4)オンライン上でのヘルスケアサービスなどとなっています。

売上・利益は以下ですが、利益率の高さがこの企業の強みと言っても過言ではないです。

①売上は「344M USD 」
②純利益は「150M USD」
EBITDA(税引き前利益)率は44%
※上記は2021年度

ただこれだけでは、何の企業なのかぱっとしないと思うので、以下に過去の記事のURLを張り付けておきます。

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ドクシミティ【DOCS】の最新の第1四半期決算の速報

決算概況

2022年8月4日(木)にドクシミティの最新決算が発表されました。決算のまとめは以下となります。

・売上高 :90.6 Million USD (約122.3億円) (昨年の同四半期比 +24.7%)
・営業利益:21.6 Million USD (約 29.2億円) (昨年の同四半期比 ▲12.8%)
・純利益 :22.5 Million USD (約 30.4億円) (昨年の同四半期比 ▲9.8%)
・EBITDA :33.5 Million USD (約 45.2億円) (昨年の同四半期比 +7.6%)
=>売上は順調に伸びていますが、研究開発費用と販売管理費が圧迫したことで
  営業利益/純利益が昨年比で大きくダウンする結果となっています。

詳細

売上はサブスクリプションが大きく貢献したことで本業のビジネスが順調であることを示しています。

販管費の部分が昨年対比で大きく8.8 Million USD増えており、営業利益が圧迫されている点。8.8M USDの内訳は2.2M USD(人件費の増加)、2.0M USD(株式報酬)、他従業員向けのインベント(1.0M USD)などによって、販管費が大きく増える形になっています。

他 アナリスト予想との比較でも、売上は+1.2% / 純利益は+67%と予想を上回る業績をたたき出しています。
但し、決算直後のマーケットの反応は辛辣で以下の通りに急落しています。ただ、米国市場の雇用統計も改善していたことで金利が高騰、そのせいで株価が下がった分も考慮されるべきで、どこまでが織り込まれているのかも見極めなければなりません。

https://stocks.finance.yahoo.co.jp/us/chart/DOCS?ct=w

今後の業績見通し

2022年度の最終決算の数値は以下の見通しとなります。昨年度比で非常に好決算の見通しです。

Doximity is revising its guidance for its fiscal year ending March 31, 2023 as follows:
• Revenue between $424.0 million and $432.0 million.
• Adjusted EBITDA between $178.0 million and $186.0 million.

売上  :424.0 – 432.0 Million $ (2021年度:343.5M USD)
EBITDA:178.0 – 186.0 Million $ (2021年度:150.3M USD)

当然、上記は机上の数値であり、米国市場である以上は①金利高騰、②インフレへのリスク、③ビジネスリスクを警戒せねばなりません。

金利高騰:当然ことながら金利上昇は彼らの財務基盤にも影響を与えると四半期決算の中で述べられています。これについてはどの企業も影響を受けないことは無いので、至極真っ当だと思います。ちなみに金利が仮に100 point basis上昇した場合に、現金同等物及び有価証券はそれぞれ8.9 M USDと10.6M USDの価値減少に繋がるとされています。潤沢なキャッシュがあるので、そこまで気にする必要があるのかとは思いますが。

インフレリスク:直近のインフレが同社事業や財務状況に重大な影響は今のところ及ぼしていないというのが実態です。但し、更なるインフレ圧力にさらされた場合に同社のコスト体制に影響を与える可能性があります。仮にそういったインフレによるコスト高騰が相殺できない場合、同社の事業・財務体制に影響を与える可能性があるということだそうです。

ビジネスリスク:
・同社収益は少数の主要顧客に比較的に集中しており、そのような顧客を失った場合に同社収益の成長率・収益を低下させる可能性
・既存会員の維持・新規会員の獲得に失敗した場合に、当社収益・財務状況に影響を与える可能性
・既存ビジネスにおける競争環境激化による競争力の低下
・COVID-19、他疫病等の発生
=> このあたりの詳細は各項目ごとでいかにまとめられております。

https://s28.q4cdn.com/142814107/files/doc_financials/2023/q1/Doximity-2022.06.30-10Q-8.5.22-Filed.pdf

なんか、四半期決算見ていると同社のネガティブなコメントが多いので、びっくりしました。永沢君かと思いました。

You should not rely on our historical rate of revenue growth as an indication of our future performance.
(過去の成長率が未来にも反映されているということは無い)

以上

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