【文化】ラマダーン (断食月) 〜ポンコツサラリーマンを待ち受ける試練とは〜

【文化】ラマダーン (断食月)  〜ポンコツサラリーマンを待ち受ける試練とは〜

はい、ポンコツです。最近、アラビア語の勉強をガチで始めました。掲題のタイトルですが、4月13日〜5月12日までラマダンに入りました。今回の投稿記事では、そもそも①ラマダンが何なのか、②ラマダンによる影響とは、この2点をレポートしたいと思います。

ラマダンとは?

2,402点のラマダンイラスト素材 - Getty Images

「ラマダーン」を、断食のことと誤って捉える人も少なくないが、ラマダーンとは、あくまでもヒジュラ暦における月の名である。ただし、ラマダーンという言葉が断食を今日では意味することも増えてきている。

ヒジュラ暦で9月を意味するラマダーンに、コーランが預言者ムハンマドに啓示され、イスラム教徒にとって、ラマダンは「聖なる月」となった。

この月において、ムスリムは日の出から日没にかけて、一切の飲食を断つことにより、空腹や自己犠牲を経験し、飢えた人や平等への共感を育むことを重視する。また親族や友人らと共に苦しい体験を分かち合うことで、ムスリム同士の連帯感は強まり、多くの寄付(ザカート)や施し(イフタール)が行われる[1]

断食中は、飲食を断つだけではなく、喧嘩や悪口や闘争などの忌避されるべきことや、喫煙や性交渉などの欲も断つことにより、自身を清めてイスラム教の信仰心を強める。Wikipediaより抜粋

 

分かりやすく、要約すると以下の2点かと思います。
①日の出から日没まではご飯を食べない
②断食期間は悪口や欲望・煩悩を捨てる
=> ラマダンというのはイスラム教の人たちにとっての聖なる月であり、信仰心がより強くなる期間であると感じました。実際、こっちのイスラム教の人たちと話すと、ラマダンへの思いはものすごく強いです

 

ちなみにポンコツのような非イスラム、強いては無神教のような社員にとってもラマダーンは厳しかったりします。ちなみに厳格なイスラム法を採用している我がサウジアラビアでは、ラマダーンの期間中、非ムスリムの外国人が公共の場で飲食や喫煙をした場合、国外追放すると発表されているようです。

恐るべし、イスラム教、手加減が一切ないですね。怖すぎますね笑

 

ちなみにこの期間中はرمضان كريم‎(Ramadan Kareem、ラマダーン・カリーム。「恵み多い月ラマダーン」)或いはرمضان مبروك (Ramadan Mubarak ラマダーン・ムバラク。「おめでとうラマダーン」と呼ばれる挨拶がすごく使われます。アラビア人のメールでも良く文頭に使われます。

しかし、水を得た魚のようにそれ以上にポンコツは乱発しています。好きあらばラマダンカリームを連発しています。

兎にも角にもそんなラマダーン期間中で気づいたことを皆さんに共有したいと思います。

身の回りの変化

1. 昼食が食べられない

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当たり前といえば当たり前ですが、①日中は断食、②人口の多くがイスラム教、となると基本的に全てのレストラン・ファーストフードは日中は閉まってしまいます。どういうことかと言うと外食をすることができなくなります。なので基本的にはスーパーで惣菜を買って食べています。毎日チキンサラダと春巻きです。

しかし、もう一つ厳しいルールがあって、イスラム教徒に配慮しなければならないということです。オフィスで彼らは当然、水もご飯も口にしないので、彼らの前でご飯を食べる・水を飲むというのは基本厳禁なのです。なので彼らの視界から消える会議室でのご飯が基本となります。匂いの強いような食べ物も当然アウトです。

今日も夜に豪華にすし食べ放題(約5千円)に行こうとしたら、ラマダン期間中は料理が変更になっているとのこと。メニューすらも変更してしまうのです。というか俺の楽しみを返せ。

2. 勤務時間の変更

基本的にお昼ごはんを食べない、また飲み物・食べ物を口に出来ないということなので、通常の勤務時間が変更となります。元々の8時間勤務(1時間休憩)が6時間勤務となります。06:00〜12:00勤務の人もいますし、09:00-15:00勤務の人もいます。日本だと考えられないですね。

ポンコツの勤務時間は07:00〜に変更となるため、むちゃくちゃ朝が早くなります。06:30にはオフィスにいますし、今日は21:00に帰宅しました。言い変えると、ある社員が12:00に退社してから、ポンコツはそこから更に8時間以上働いたということになります。目の錯覚です。(日本の仕事から開放されたい、まじで)

同じように政府関係機関・他の会社も同様の措置が取られますので、仕事の進み具合が遥かに遅くなります。お客さんからの回答もカメのようです。そしてこちらの回答もカメのようになり、時が止まったかのように思えます。その中でキリギリスのごとく働きまくる日本人といった感じです。

3. 宗教色が厳しくなる

預言者ムハンマドが神の啓示を受けた最も神聖な月とされ、5月中旬までの期間は信仰心が一段と高まると言われています。なのでこちらでは肌の見える格好はより禁止され、半ズボンなんかもアウトです。一方で気温が40℃近くある中で「そんな殺生な…」というのがポンコツの本音です。しかし、郷に入っては郷に従えです。

ちなみにですが、上記を守らなかったり、公共の場での喫煙・飲食などはイスラム教の戒律を軽視していると受け止められ、実際にイスラム教徒とトラブルになったりするケースや警察官から事情聴取を受けることにもなるとのこと。平素以上にイスラム教の習慣を意識しなければなりません。

4. 運転事故が多くなる?テロが多くなる?

お祈りがより厳格化するため、イスラム教のドライバーの人は朝の03:30からお祈りをしていたりするので、基本的にイスラム教の人は睡眠不足になりがちです。なので、この期間は運転中の集中力・判断力・忍耐力低下し、運転事故の件数が多くなる傾向にあります。

ドバイ領事館からの連絡で、「実際に近年、ラマダン期間中及びその前後の期間で世界中で多数のテロ事件が発生しているとのこと。なので安全の確保に十分注意を払って下さい」とのこと。テロの防ぎ方があれば教えてほしいぐらいですが、兎にも角にもリスクが上がるようなのです。

 

そんな感じでコレまで以上にイスラム教に配慮しなけれならないようです。ポンコツはこの一ヶ月間は更に引きこもるようにします。アラビア語の勉強でもしときます。

以上