【悲報】知られざる海外出張の苦難。羨ましくもなければ、カッコよくもない。

【悲報】知られざる海外出張の苦難。羨ましくもなければ、カッコよくもない。

海外営業あるあるの1つで、結構、皆さん海外営業に華やかなイメージを持たれているかと思います。特に海外出張なんかで美味しい物食べて、観光地行ったり良いなあ〜とイメージを持たれている方も多いと思います。

 

甘ったれた会社ならそうかもしれませんが、社畜ポンコツの会社では、そうは問屋がなんちゃらです。なので今回の記事では徹底的に海外営業・海外出張の華やかなイメージをぶち壊します。

 

 

誰もが勘違いしている海外出張

出発準備で既に死にそう

まず大前提として中東への海外出張を例に説明したいと思います。基本的に海外出張は1週間、長くても2週間です。面談する会社の数ですが、他の会社では「1日あたり1社だけ」とかいう会社もあるかもしれません。

 

しかしポンコツの場合は、それでは上司から出張の許可が降りません。むしろ怒られます。なので、1日あたり3社から5社と面談を組みます。中東市場は金曜・土曜が休みなので、これを日曜日から木曜日まで繰り返します。

 

過密スケジュールの時はこんなイメージです。
09:00~10:00:A社
10:30~11:30:B社
昼食タイム
13:00~14:00:C社
14:30~15:30:D社
16:00~17:00:E社

 

ここで問題なのが、20社近くとの面談のアレンジだけでも相当大変です。20社もあると、必ずしも思い通りにスケジュールを組めないので、お客さんからの回答を踏まえつつ、面談を決めていきます。最後に、上司にスケジュール表を見せて、承認を得て漸く出発準備が揃います。

 

とみせかけて、それで終わりではありません。中東市場がやっかいなのは、その地理にあります。アラブ首長国連邦、カタール、バーレーン、サウジアラビア、クウェート、オマーン、複数の国々が集まっており、そしてお客さんはその各国に点在している点です。

 

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つまり各国を移動するフライトスケジュールからホテルも予約する必要があります。出張メンバーはいつも2名でしたが、常に私が一番の若手だったので、上司の要望も聞きながら全て私がアレンジをします。上司の「いや、ここの旅程にお客さん組める?次の日の朝移動に出来る?」やお客さんの「やっぱ日程変更したい」のこの一言で全てが狂います。

 

これらを全て、終えて本当の意味で出発準備が終わります。だいたい2週間前から私は調整していました。

 

海外出張中も地獄

基本的にはアラブ首長国連邦から出張はスタートします。何が辛いかと言うと、フライトの時間帯です。中東は日曜日から仕事なので、土曜日に出発します。ここまでは良いですが、基本的にはフライトはこんな感じです。

 

  

土曜日の夜中に出発して、且つ朝5時半についてそのままお客さんとの面談に行くのですよっ!まあ百歩譲ってまあコレは良いでしょう。しかし、最もめんどくさいのが面談レポートです。「レポートは鮮度が重要!!」と言われて育ってきた私は、その日のうちに出さなければなりません。

 

じゃあどこで書くか、仕上げるか?①移動中の車内か②ホテルに帰ってからしか、レポートを仕上げる時間を作れません。道中は常にこんな感じです。

 

基本的に夜のスケジュールは、いつも以下のどれか或いは組み合わせです。部屋に戻るのは23時とかです。そこからレポートを仕上げなければなりません。
①上司とのご飯(これは個人的に楽しいから良し)
②上司とジム(これも好きだから良し)
③次の日の打ち合わせ準備 (楽しいから良し)
※中東はお酒が飲めないので、その分深夜のレポートに集中できます。

  

そして夜中の日付を超えてからバンバンレポートを出していきます。

 

過密スケジュールの時はこんなイメージです。
09:00~10:00:A社
10:30~11:30:B社
昼食タイム
13:00~14:00:C社
14:30~15:30:D社
16:00~17:00:E社
18:00~ ホテル到着
~ 23:00 夕食 + ジム + 打ち合わせ
~02:00 レポート職人

 

「でもでも〜美味しいもの食べたりしてんじゃないの〜?」と思ったあなた、絶対に許さないです。基本的には昼食に時間は掛けられないので、そこらへんのファーストフードです。中東のファーストフードといっても、1食1000円未満の基本的にはインド料理や脂ぎったチキン屋さんばっかりです。美味しくはないです。

  

たまに運が良ければ、こんな料理も食べることが出来ます。でもいつもだと思わないでください。これも1人あたり、1,000円ぐらいです。

 

一番めんどくさいのが国を移動する時です。基本的には昼間は面談なので夜に移動となります、場合によっては夜中に次の目的地(国)につくことも。こんな旅程を毎日、繰り返すわけです。

 

あとはそもそもの顧客との面談も非常ににめんどくさいです。基本的には中東と言いつつも、実務レベルは出稼ぎのインド人やフィリピン人が多いです。もう一度言いますが、以下の理由より、インド人 + アラブ系の人々との交渉は非常にやり辛いです。

 

受注後の支払請求するタイミングで「予算が無くなった、値引きしろ」と言って勝手に減額したり、「やっぱり仕様変更だ、変更費用は持たない」と自由に変更してきます。普通の人の感覚ならありえないです。この世界にはロジックというものは基本的にないです、言ったもの勝ちの世界です。

交渉中も人の話を一切、聞かず、捲し立てる捲し立てる。面談中も非常にストレスが貯まりますが、なんとか譲歩案を引き出すということで精一杯です。

 

コレを毎日繰り返します。改めて言いますが、一切の自由時間は出張中は無いものと思ってください。

 

どっかの車会社の友達は「欧州出張はビジネスクラスで月曜日から仕事なのに時差を慣らすために土曜日から前乗りして、週末を向こうでエンジョイ」と言っていました。しかも社内ミーティングのための出張と、羨ましすぎますね。

 

海外出張の帰国後も地獄

海外出張中は日本の仕事が貯まりまくっています。全ての業務が属人的で他の人に基本振ることが出来ない、非効率の極みです。なので基本的には海外出張中は夜中の1時〜2時まではメール対応や仕事をしていますが、当然捌ききれないので、帰国後にそのしわ寄せが一気に来ます。

 

更に総じて出張中は顧客から宿題事項を貰うことも多々あり、ハッキリ言って海外出張は業務過多に繋がります。管理職であれば、若手が面談レポート・出張アレンジということで楽かもしれませんが、若手のうちは非常に大変です。

  

これで海外出張手当が良いのであれば、まあ行く価値はあるのかもしれませんが、ポンコツの会社はそれほど多くもらえませんのであまり意味がないです。(むしろ残業代も出ないので….う〜ンって感じです)

 

以上になります!何でも聞いてください!