【朗報?】ポンコツサラリーマン、海外駐在を命じられる

【朗報?】ポンコツサラリーマン、海外駐在を命じられる

遂に海外駐在の知らせが

海外赴任を知るキッカケ編

さて皆さん、海外駐在の内示がどんな感じかイメージ出来ますでしょうか。

 

ポンコツサラリーマンの私は、入社からの約10年もの間、ずーっと同じ部署(海外営業)で怒られていました。来る日も来る日もお客さんからの引き合いや鳴り止まない社内会議に体力・精神をすり減らしていました(※)。
※山程あるので、必要あらば教えます(笑)

 

特に我々が担当する中東市場のお客さんは本当にリアルに頭が狂っているのが多く、

  • 受注前に正式に金額書面で合意していたのに、注文書は勝手に40%値引きした金額で発行する
  • お客さんが予算使いすぎたからとの理由で、請求の段階での値引き要求

これらは日常茶飯事で、一方で社内の幹部から「顧客との関係構築!ただ費用はきちんと請求!」といった無理難題に突きつけられ、進めど地獄、引けど地獄を体現していました。

 

皆さんに聞いてみたいですが、100円で契約したものを納めて、いざ請求する段階でお客さんから「悪い、予算使いすぎたから60円で勘弁して」と、この場合はどうすれば良いのか。

個人的には詐欺と一緒で、こんなもん百害あって一利なしで、訴訟すべきだと思うのですが、社内の幹部からは「客先との関係強化且つ代金回収は100%せよ」と凄まれ、こんなものは病まないほうがおかしいです。

 

こんな精神をすり減らす環境でしたが、私自身、10年間1回も異動も無かったので、当時は異動の内示がどんなものかも分かっていませんでした。

 
そんな私の海外赴任の始まりは、20年春に上司がボソッといった一言でした。

上司「そろそろ海外やな。問題なさそう?」

 

この10年間、この海外営業という刑務所(部署)にて、若手の休職・退職を見届けてきた私は、この服役からの開放に安堵を覚え、二つ返事でした。

 

ポンコツ:「問題ないです」

 

上のやり取りをしてからというもの、月1程度で上司から「まだ海外行けんねんな?」や「部長から海外のこと何か聞いてんの?」といった、不毛なやり取りが夏頃まで続きました。

 

尚も続く不毛なやり取りに、逆に私は上司に対して聞いてみました。

「貸契約の退去日が10月頃に迫っているので、海外に赴任の可能性があるのか、早く教えて頂けないでしょうか」と。

 

上司から部長に掛け合っていただいたみたいで、その後、何事もなかったように部長から電話にて口頭での内示と赴任先・赴任都市が書かれた社内の正式な内示書を貰いました。こでポンコツの中東赴任が正式に決まったのでした。

 

改めて振り返ると駐在人選に関しては、色々と合ったのかもしれませんが、内示を受けた側からすると特に選考試験や英語試験といったものも何も無く、ただ淡々と「〜〜から〇〇に行ってもらうけど、宜しく」といった感じでした。

 

正直、私は駐在と聞くとこんなビルで優雅に勤務というイメージでしたが、私の赴任場所は日本人も殆どおらず、通信環境最悪・公共交通機関なし・低層ビルの1フロアという恐ろしい環境でした。更に上記のトチ狂った顧客のお膝元で直接交渉をするのが業務内容になるのです。
普通の人間であれば、上司を張り倒しているかもしれません。

 

【私の駐在イメージ】

 

とにもかくにも、ここで分かったのが、

上司の半年近くにわたる意味不明な質問は、赴任場所を聞いて私が内示を固辞しないか、というのを探っていた為でした。あとは正式内示までに時間を要したのは社内の承認に時間が掛かったから、だったそうです。

繰り返しですが、特に海外赴任といって社内の選考を潜り抜けたとか、海外駐在を熱望していたということもなく、(上司の意味不明な質問を除けば)ある日いきなり内示が出るということでした。このようにして私は国内における10年間の服役を終え、漸く新たな中東刑務所へ送還が決まったのでした。

 

海外赴任の選考編 (内示する側の目線)

私が知る限りでの感触・考察ですが、海外赴任の人選するにあたっては以下のステップがあるのではと考えています。本当に複数の要素が絡みまくるので一概には言えないのではありますが。

 


①後任者の育成 (国内側)
駐在員の残り期間を鑑みた時に、(特に独り立ちするのに時間がかかる部署であれば)国内 or 海外のいずれかで後任者を前もって育成しておく必要があります。恐らくこのタイミングである程度、人選が始まっていると考えます。

私の場合も前任者が海外赴任になった3年前のタイミングで、中東市場の営業を担当させられ、恐らくその時点でポンコツが海外駐在、強いては前任者の後任としての資質があるのかどうか、見られていたのだと思います。

 

②受け入れ先の承認
当然、日本側で「ポンコツは駐在しても問題無い」と判断しても、現地の受け入れ先が「ポンコツは不要」と判断すれば、そこでトレード却下という判断にもなります。やはり莫大な金が掛かる以上は見極めは重要になります。

  

③人繰り・予算面の関連
駐在員はそれだけで莫大な人件費が発生する金食い虫であり、会社側、特に営業部門の大きな負担の一つにはなります。そうしたときに営業予算が全然ないとなった場合に、駐在員不要論や給与の安いローカル人員への代替といった要素も当然絡んできますので、市況の変化に伴い駐在員の質も人数も変わります。

あと異動は玉突きのようなもので、結局ポンコツが抜けたあとの後任が見つからなければ、一時的に赴任時期をずらすなど複数の要素が絡むので異動といっても意外と、いろんな部署も含めて多角的に判断しているのだなと感じました。

  

④上記を経て、幹部で問題が無いと判断されれば正式に営業部から人事部に申請→承認というのが流れでは、と私は話を聞くなかでのプロセスになるのではと考えています。(会社によりけりかもしれませんが)


最後に誤解が無いように言いますが、私はポンコツです。優秀では無いです。幸か不幸か、①私はポンコツながらもメンタル面・体力面・やる気が人並みに合った、②部署の若手はみんな休職・退職していく、この場合に経験のある若手が私しかいなかった。ただそれだけです。

こんな体に生んでくれた両親に感謝と、鋼のメンタルを鍛えてくれた公立中学の劣悪な環境と地元の青年団に感謝です。